エンジニアのための図解思考 再入門講座を読んで

読む経緯について
この本を読んでいた頃は詳細設計やシステム構築の仕事が多かったからか、 自分の説明が専門的な言葉だらけで冗長になりがちであったため、 人によって言葉のレベルを変え分かりやすく説明をしたいと思い本を手に取った、という経緯があったように思う(2021/12/12読む経緯について追記)

 

図解思考とは
以下本について要約すると… 自分で考え問題を解決するために使う。図に示すことで断片的な情報を纏め、纏まりごとの意味が分かるようになり、情報の過不足や間違いが分かる。情報の過不足をヒントに人は自分で考えられるようになる、らしい

 

なぜ図解思考を使うのか
作業前に必要な情報を精査しないまま作業を始めてしまうことで作業に抜けや漏れがある状態で作業を始めてしまう恐れがある。システムは要件定義から組み立て考えた方が良いことが多い。複数要素が相互に関連し合うシステムにおいては、全体像把握のために図解が必要となる。
一般的な例では初めて行きたい目的地へ地図無しで行けば、まず迷ってしまうことを考えると分かりやすい。その場その場、見える範囲でしか行き先を決められず場当たり的な行動しかできない。だが地図があり、更にその上地図上にGPSで自分の位置、目的地を明示できていれば目的地へ行くまでに必要な作業は自ずと見えてくる。(全体を俯瞰できる「鳥の目」が必要だと原著では言っている)

 

図解、読解力を上げるには
「3行ラベリングワーク」が有効らしい。ある文章の中で3行ほどの箇条書きをつくり、それぞれの行に対しラベルを付ける。ラベルを付けるために本文を正しく読み、相互に区別できる用語でラベルを考える必要がある。 上記訓練で読解力の向上が見込める。図解しなければならないほどの難しい情報は高度な読解力をまずは求められる。正確な読解ができなければ、それを図解、表現することも困難なため、読解力の向上に努める必要がある

 

実際にどのような場面で図解を使うか

  • 案件へ取り組む前にその仕事に必要な要素を洗い出すために使う
  • 取引先と1つのプロジェクトを進める際、お互いに確認済みのこと、これから確認の必要があること、期限内にやらなければならないことを共有し示すために表を用いる。(要は抜け漏れがなく仕事を進めるために)

 

今後、どのような場面で図解の思考を仕事へ活用していくか

  • 案件前に表に必要な要素を記し作業へ取り掛かってみる。必要項目を分類し漏れ、抜けを無くすのに表の活用は有効。
  • 表は同じ種類の情報を並べる(分類)のに活用でき、分類をした際空白、よく分からない、となっている箇所が漏れを表していたりする。自分はGoogleドキュメントのマークダウンで作業前に必要な要素を纏めることが多いが、今後は表も使っていきたい

自分自身、必要な作業が分からなくなって作業に時間が掛かっているという場合は作業に必要な項目を一先ず視覚的に分ける、ということはやっていきたい。 上記を行うのには付箋紙が有効らしい。分からない要素、項目を一先ず付箋に書き、それを分類していくなかで自分が整理できるもの、できないものが明確化され、ゴールに近づくことが多いと。 仕事で会社の人がプロジェクトの優先度を明確化するためにボードに付箋紙を貼って使っているが、私はもっとtinyな単位、まずは自分の持っているプロジェクトにおいて諸々の要素を示し必要な作業を洗い出すために、付箋やボードといったものを活用していきたいと思う。